こんにちは、たま(夫)です。
『【畑】つらい開墾作業①』の記事でご紹介した通り、2020年にワインブドウを植えるため、2019年から耕作放棄地の整備を始めました。
2019年は草刈り、石拾い、抜根まで終わりました。アップするのがだいぶ遅くなってしまいましたが、こちらの記事では、2020年春になってからの開墾の様子を紹介させていただきます。
開墾前の状況~2019年中の作業結果
お借りできることとなった畑では、もともと野菜をつくっていたようですが、その後何年もの間、耕作放棄地となっていました。
この通り、腰~胸の高さまで草が生い茂っています。ところどころに、直径5~10cmほどの木やササも生えています。
2019年中は草を刈り、石を拾い、木を切り抜根しました。
トラクターを使って土起こし!
地上に出ている草は刈りましたが、地下には根が張り巡らされています。土の団粒化(固まった土をほぐすことで、保水性や通気性が向上)と除草のため、耕起が必要です。
しかし、鍬(クワ)で耕起しきれる面積ではありません。そこで、無理を言って近くの農家さんにトラクターをかけていただきました。本当にありがたい限りです。来年は自分で何とかしないと…
トラクターは50年前のフォード製です。現役で動きます。また、アメリカ製とあって馬力があります。ロータリーを回転させ、畑を走り回ると、根っこや石が山ほど出てきます。さすがに何年も耕作されていなかっただけあります。
耕起後は↓の通り、きれいになりました。
地味で辛い根っこ拾い
耕起の後はひたすら根っこを拾います。草の根を放置しておくと、また根付いてしまうためです。
根っこを集めるときは「レーキ」という道具を使います。レーキで根っこを集め、ところどころに山盛りにします。
この作業、地味ですが大変でした。一日中レーキを握って作業をしていると、次第に手の握力がなくなり、また中腰姿勢になるため腰にも負担がかかります。
根っこは、天気が良ければ数日で乾いてきますので、燃やします。灰は、畑に還します。
地表に見えている根っこはわずかで、地中にはもっともっと多くの根っこが埋まっています。特にササの根は、トラクターでずたずたに切れているにもかかわらず生きていました。駆除には何年もかかりそうです。
根っこは敵か?
根っこ拾いは大変な作業ですが、根っこ(ササを除く)が張っていることで「良いこと」もあります。というのも、根っこが張ることで土を耕し、団粒構造を保ってくれます。
団粒構造ができると排水性が良くなります。ワインブドウは水がない方が、凝縮感が出ますので、排水性の良さはいいブドウができる条件の一つです。
耕作されていない間も雑草が畑を耕してくれていたかと思うと、つらい労働にもかかわらず、少しばかり感謝の気持ちが湧いてきます。
まだまだ続く開墾作業…
以上でとりあえず苗木を植えることができる状態になりました。
しかし、拾い切れていない根が地中に伸び、梅雨頃には雑草畑になってしまうことでしょう。草刈りとトラクターは何回かかけていく必要があります。
また、笹の駆除も途中なので、引き続き根切りと根っこ拾いの繰り返しです。
いつになったらきれいな畑に生まれ変わることやら…
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