こんにちは、たま(夫)です。
『ワイナリー転職② -転職先が見つかった!-』の記事でご紹介した通り、ワイン造りを学ばせてもらえるワイナリーは見つかりました。
次に、移住前ではありますが、自分の畑の準備も始めました。ワイナリーで働かせてもらう期間は3年程度と決めており、そのあとは自分の畑でとれたワインブドウで生計を維持していかなければなりません。
このため、少しずつでも、一年でも早く苗木を植えることにしました。
畑については、購入する資金がないため借りることとしました。お借りする畑は、何年もの間、耕作放棄となっていたため整備が必要です。
こちらの記事では、畑の開墾の様子を紹介させていただきます。
(お借りする畑を見つけるまでの道のりは、別の機会に紹介させていただきます。)
開墾前の状況
お借りできることとなった畑では、もともと野菜をつくっていたようですが、その後何年もの間、耕作放棄地となっていました。
この通り、腰~胸の高さまで草が生い茂っています。ところどころに、直径5~10cmほどの木やササも生えています。
広さは0.4haほどとはいえ、かなりの苦役が予想されます。
まずは草刈り
とりあえず、草刈りを始めます。
実家から借りてきた刈払機で、草を刈っていきます。少しずつ、少しずつ、少しずつ刈っていきますが、草丈が高く、草が刈払機の歯にまとわりついてくるため、遅々として進みません。。。
そこで、泣く泣く、近くの農家さんに助けを求めました。ありがたくお借りしたのが、こちらの手押し草刈り機です。かなり年季が入っていますが、現役で動きます。
エンジンをかけ、草刈りを再開します。貸して下さった農家さんが『化け物』と呼ぶくらい、とてつもない馬力があり、バリバリと草やササを切り倒していきます。
それでも、日没まで作業しても終わらず、翌日も作業を続けやっと草刈りが終わりました。
次に石拾いと抜根
草刈りの後は、石を拾います。
この畑は石が多く、ところどころには、人間の背丈ほどと思われるくらいの巨大な岩まで埋まっています。岩はそのままにすることとし、人力で拾える大きさの石を取り除きます。最も大きいもので、30㎏サイズの石まで出てきました。
石拾いの後は、のこぎりで木を切り、スコップで根を掘り起こしていきます。
根を掘り起こしながら気が付いたのですが、根が地中深くまで伸びています。ワインブドウは、一般的に地中深くまで根を伸ばしたほうがいいといわれています。地表の雨水を吸い上げるより、地下にあるミネラルなどを吸い上げることでブドウに複雑性が与えられるからです。
そんなことを考えながら掘り進むも、いつまでも根の先が見えないため、根は途中で切りました。
耕作放棄地の開墾は大変!
上記の作業で計4日間かかり、開墾作業は想像以上に大変なものでした。
草刈り後は、慣れない農機具の操作で手にエンジンの振動が残りましたし、石拾いや抜根後には腰が痛くなりました。
大変ではありましたが、畑が次第にきれいになる様子はすがすがしいですし、来年ここに苗木を植えるための大切な作業です。
2019年の開墾作業はここまでとし、冬が明けたらトラクターで耕起することにしました。トラクターで耕起した後も石拾いや抜根作業が続きましたが、その様子は『つらい開墾作業②』の記事で紹介させていただきます。
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