脱サラ?新規就農?地方へ移住? 妊娠中に悩んだこと

田舎暮らし

こんにちは、まろ(妻)です。

将来ワイナリーを造りたい」というたま(夫)の夢を聞き、何を戯けたことを言っているんだろう、きっと冗談で言っているだけでいつか目が覚めて趣味とかを充実させて過ごすんだろうなくらいで話半分以下で耳を傾けていました。しかし、「ワイン造り」への思いは冷めることはなく、ヒートアップ

具体的にどうしたら夢を叶えられるか考え始めて行動し始めていく夫を見ていて、戯言ではないんだろうなと思い始めました。「急に会社員をやめて、農業を始めたい。」と旦那さんに相談されたらどうしますか?手放しに、「夢を叶えるために頑張って!」と応援できるのが恐らく理想でしょう。

しかし、具体的に夢を叶えるために模索しながら色々と行動を始めた矢先、妊娠していることが発覚し、将来を考えると夢を応援したいという気持ちもあるものの、「本当に大丈夫か?」という不安の方が大きくなりました。

妊娠中に大きく不安に思った要素は次の3つです。

  1. 脱サラにより収入激減、暮らしていけるのか
  2. 農業はそんなに簡単にできるものではない
  3. 都会好きな私が地方へ移住してやっていけるのか

3つの不安について私の考えを書いておこうと思います。

脱サラにより収入激減、暮らしていけるのか

会社員勤めをしている共働き状態である現在よりも、脱サラすることにより大幅な収入減となることは想像に難くないでしょう。また会社員は大変有難いことに給料が毎月定期的に入ってきます。ボーナスも頂くことができます。サラリーマンを辞めて独立した場合、収入は非常に不安定になり、もちろん退職金や企業年金もないです。そして妊娠により、収入面では私が産休・育休を取得させて頂くため大幅な収入ダウンが確定しています。それに加えて家族が一人増えると出費せざるおえない費用が増大していきます。特に教育費は昔よりも高騰しており、より良い教育を子供に受けさせてあげたいと考えると教育費はしっかり確保する必要があると思います。

収入激減↘︎、支出増大↗︎となることが間違いない状況を考えると、暮らしていけるのか毎日不安しか感じなくなりました

農業はそんなに簡単にできるものではない

祖父母は専業農家を営んでおり、昔から畑に遊びに行くこともあったため身近に農業に触れて育ちました。とれたての野菜や果物は本当に美味しいと感じる一方で、農業だけで生計を立てることの厳しさ、苦労も目の当たりにしてきました。毎年同じ農作物を作っていても、天候に大きく左右されるため作物の出来が良い年もあれば悪い年もあります。需給バランスにより市場価格も変動があるため、収益が得られる良い年もあれば、そうでない年もあります。暑い日も寒い日も毎日作業が必要で、長期休みを取ることは難しく年中休みなく働くことが必要です。他にも様々な苦労を見てきたため、素人が始めてすぐにそして簡単にできるものではないと強く思ってしまい、大きな不安を感じます。

都会好きな私が地方へ移住してやっていけるのか

静岡県で育ち、その後福岡、東京、広島、横浜といった大都市に住んできました。地元のことは好きですが、やはり大都市に住んで生活することが便利で好きです。

大都市で生活することのメリットとしては、下記のことを私は感じます。

  • ・友人が多く大都市周辺にいるため、会って遊べる
  • ・車を持たなくても公共交通機関でどこにでもいける
  • ・出張に行く際に便利
  • ・何かチャレンジしたいと思った時にハードルが低く試してみることができる
  • ・興味があるイベントに参加できる
  • ・空港が近いため国内海外問わず出かけやすい
  • ・何か欲しいと思ったときに買い物に困らない
  • ・人間関係が楽で自由に暮らせるということ

もし地方へ移住してしまうと、私が感じるメリットがあまりない状況になってしまいます。まず友人がいない土地に行くというのは非常に寂しいことです。地方では公共交通機関が不便な場合が多いため、車を持たなくてはならず、1の不安と関連しますが現在の生活より確実に車の維持費やガソリン代を含め費用増大につながります。何か新しいことにチャレンジやイベントも限られたものしかないでしょう。空港に行くまで地方では時間も費用もかかってしまいます。特に成田空港や羽田空港へ行くのが不便になります。買い物はオンラインで済ませれれば問題はないかもしれませんが、店舗で色々実際に見てから買いたいものもあります。そして人間関係。大都市では例えばマンションの同じ階の人のことをよく知らないということはよくあることです。地方ではご近所さん付き合いが多かれ少なかれあるはずで、とうまくやっていけるかなと不安に感じています。

結局この3つの不安は解消しないまま、夫は夢を叶えるために自らの道を突き進むようです… どうなることやら…心配しかありません。。

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